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lemon drop

ただ、吐き捨ててくれればよかったんだ。

優しい言葉も、愛しい声も、あたたかな手も全部。
要らない。要らない。要らない。
呼吸すら奪って、最初からもう、僕に何も与えてくれないで。

甘い甘い飴の味はただ、苦しいだけだった。
僕があんなにほしがったのは、これじゃない。
そんなつもりはなかったんだ。

誰のせいでもないんだよ。
大丈夫。
わかってるから。

ただ、君の幸せを祈ってるよ。
心の底から強く。

泣き腫らした瞼が重い。
だけどこんな時に限って、タバコはとても美味しい。
さぁ。このまま蝕んで。
祈るように深く吸い込んで、吐き出す。
だけど致死量にはまだまだ足りない。
もしかしたら、僕は僕が思うよりずっと、気が長いのかもしれない。
その時を、待ち続けている。
待ち侘びているんだ。

今更。
最初からなにもなかったらよかったのに、なんて。
くだらないことだけ滑り落ちる。

言葉は口にするたび甘く痛い。
沁みて汚して侵食していく。
甘い甘い飴のぬるい味はもう、思い出したくもない。
それほど痛みしか伴わないんだ。

なにもない。

もう戻れないのに。
今更。

うまく繋げられるはずがない。
言われたくなかった。だけど危惧してた。言わせる隙も与えないつもりだった。
だから、きっとこれは、僕のミスだ。
君が謝る必要なんて。後悔する必要なんてないんだよ。
僕の胸に抱えられた大荷物は、全て僕が、僕自身でチョイスしてかき集めたものばかりなんだ。

可哀相に。
ごめんね。

思い出なんてない。
だけど僕はきっと十分、誰より幸せだったよ。

ただ、君のこれからの幸せを願っているよ。
心の奥底から強く。

ただ、昔話をして。お歌を聞かせて。
夢現に耳にしていた君の声だけが、確かに僕を救ってくれていたんだ。

ずるいよ、今更。
酷いよ、責める言葉すら吐けないじゃないか。

僕はそれだけに縋って生きてきた。
だから否定しないで否定しないでお願いですから。
例えそれが、君の不本意であったとしても。
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