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慣性と惰性の法則

例えば。
恐れ戦き震えるほどの激しい喜びを感じ、爪が食い込むほど強く両手を握り締め、これ以上の幸福なんてきっとこの先ないんだ。と心の奥底から信じて疑わない瞬間や。
また例えるなら。
表情を作ることや声を出すことすらできなくなるほどの激しい悲しみに出会い、これから先一体どうしてこれを乗り越え生きていけというのかと何かを憎みたくなる瞬間や。

その他、様々な感情の大波、渦、嵐に出会ったとして。

その渦中にいる時はもちろん呼吸すら困難なのだけれど、それらはいつの間にか過去のことになり、思い出になってしまっていたりする。
気づいた時にはとっくの昔に。

どうやってそれら激しい感情を乗り越えたか覚えていない。
ただ、奇妙な倦怠感とおぼろげな欠片が胸の奥に掠れ残っているだけで、あまりのそのあっけなさに、せめて忘れないようと何度も思い出しては脳の奥に教え込む。言い聞かす。繰り返す。

両目が潰れてしまうのではないかと思うほどの鮮やかさが、どこに行ってしまったのか分からない。
積み重なる、単なる思い出と、これから積み重ねる、いつか単なる思い出になる物事を数え数えて探す旅。
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