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この既視感は共有できないはずなのに

知っている。

俺はこれを知っている。



口に出しそうになって、唇とその奥の前歯に僅か触れた薄いグラスに我に返った。
冷たい液体と氷の欠片が、グラスの中で、まるで俺の動揺を正しく映すようにして不安定に揺れる。
つい、かちりと噛んだ。

知っている。
俺はそれを知ってる。
だけど、どうせまた俺は誤る。
どうせまた見失うんだ。
それすら知っている。

だから、

…だから?

だから諦めるのか。また同じ過ちを繰り返すのか。そ知らぬふりをしてそのまま流されるがまま?
冗談じゃない。

だけど知っている。

俺はこれを知っている。

毎度毎度同じことの繰り返し。
誰かの手のひらの上にいるこの感じ。
ここから脱出しようと足掻いて足掻いて足掻いても、気づいたら足掻くことを忘れて生きてしまう。
前もそうだった。その前も。その前もその前もその前もその前も!





(一旦停止)
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