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連呼、錬成。

実際に声に出して君の名を呼ぶことを、あれほど躊躇したというのに僕は。
一度声に出した君の名のその発音ひとつひとつ、その一回一回につけ、着実に増していくもこもことした、ふわふわとした、なのに恐ろしいほど確固たる存在のなんと狂おしいことかと。

一度声に出した刹那からそれは、とめどなく増え積みあがり溢れ、また。

「あぁもう、」

僕は笑ってしまう。
もう笑うしか僕なんかにはできることなんてない。

「…ね、名前は声に出して呼んでしまうとこんなにも強大なものになる」

だから怖いと言ったんだ。
だから。
だから声になんて出せないと言ったんだ。
もう全部、後の祭りだけれど。

「大ごとなものほどこんなにもあっけない」
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