FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ボツか採用かは未確定2

乱暴にドアを開ける。
今までだってそっとノブを回して静かにドアを開けたことなんてなかったけれど、それでもいつもよりずっと乱暴を心がけて、わざと音を立てて開ける。

そんなこと繰り返したら、ドアの寿命が縮まるんだろうな、と人事のように思う。
そういえば俺や、俺の相方のドアは他の部屋のドアよりも壊れる頻度が高い、と奴は顔をしかめていたな、とどうでもいいことを思い出しながら。

派手に音を立てて開いたドアの向こう。
今まで誰もいなかったそこに、存在するようになった「もの」。
俺はそれを気まぐれに思い出したりすっかり忘れたり。
「襤褸雑巾」と心の中で呼びながら、口先では「子猫ちゃん」と話しかけるようになった。

返事なんて当然ない。
元よりそんなもの欲していない。

優しくする気など毛頭ない。
そんなことしてなにになる。
自分自身も楽しくない上に、無理をしなければならないからストレスでしかない。
そんなことしてどうなるっていうんだ。
所詮、いつか完全に壊れて、そしたら他のゴミ同様、捨ててしまう玩具なのに。

「イイコにしてたぁ?子猫ちゃん」

にや、と口端を歪めて見下してやる。
散らかり放題の床の上、まるで本物の子猫が必死で全身総毛立たせて威嚇するみたいになった「もの」を。

ちっとも怖くない。
弱者の威嚇ほど滑稽なものはない。
歯向かうにしてもせいぜいできて、拒否の言葉と暴言を吐くだけ。
その暇さえ与えないくらい悲鳴をあげさせれば、爪で引っ掻くだけ。
その爪さえ引き剥いでやれば、噛み付くだけ。
噛み付く気力もなくなるくらい痛めつけてやれば、あとは簡単。
逃げ出すこともできないよう、足を折った。
暴れるのもまたいいけれど、あまりにしつこかったから苛ついて、腕も折った。
放置しておいたらゴミになるだけだった身体を、ぎりぎりのところまで洗って繕って修理してやった。
ころしてくれ、
なんて懇願されても聞く耳なんかもたない。
むしろ懇願でも哀願でもなんでも、叶えてやるわけがない。
俺からすれば、ただの「嬌声」だ。

アァ、心地いい。
頭ん中、お前の悲鳴でいっぱいにしてくれよ。

襤褸雑巾。

奇麗に洗ってやったのに、また血と埃で汚れていやがる。
床なんかにはいつくばってるからだ。
また風呂に入れてやろうか。
ついでに遊んでやろうか。
本物の猫みたいに、特に風呂で遊ぶのを嫌がる襤褸雑巾。

嫌がって嫌がって、泣き叫んで。
最後にはどうせまた、気絶すんだろ。
そしたらまた、完全に壊れてしまうぎりぎりまで、洗って繕って修理してやる。

「子猫ちゃん、遊ぼっかー」

全身毛を逆立てて威嚇するみたいに、静かに殺気立つ襤褸雑巾。
そんな静寂、いらないよ。

反抗してよ。抗って。叫べよ。苦痛に錯乱して喚け。
もっと鳴け。泣け。啼け。

「なぁにして遊ぶぅ?」

嘲笑する俺を、睨む襤褸雑巾。

アァ、心地いい。

まだまだ、開放なんかしてやんねぇ。


…ごめんなさい…(塵に還れ)。

ってことでこれも、練習、ということで。
っていうかこれは続いてるの…?
練習のはずが続き物になってるの?もしや(滝汗)

え、これ、どうしたらいいの?(聞くな)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。