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呼吸。

どうして命がけで生まれてくるのか。
どうして命がけで生きるのか。
どうして命がけで産み育むのか。
どうして命はそれぞれ命がけで連綿と紡がれていくのか。

どうしてそれらは儚いのか。

すぐそばで新たな命が生まれて育ち、呼吸をしていた。
あったかくて柔らかくて、よわっちかった。
だけど確かに生きていた。
とてもとても、嬉しかった。
何度も呼吸を確かめた。
何度も手を触れてぬくもりを確かめた。
唇を触れて、指先を触れて、抱き締めた。

きっと同じことをしていた。
あたしだけじゃない。
きっと同じことをしていた。
あなただけじゃない。

生まれてくるのはどうして。
生きて死ぬのはどうして。

それらに意味はあるのか。
意義はあるというのか。

代わってあげられないから悔しい。
それでも代わってあげたいから悔しい。
太陽がひとつ、沈んでしまった。
あたしの知らないうちに、あたしが確かに誕生を心から祝福した太陽が。

どうして。

あたしは別れが怖いから出会いもいらないと思ってしまうほど弱い。
だけど出会えたこと、確かに至福と思ったよ。
だからせめて、守ってあげたいと。
誰より愛してあげたいと思うのに。

あなたが心から愛したのは確か。
沢山の祝福が降り積もったことも確か。
忘れないことも、確か。

あたしは非生産的な人生しか送れない。
だけど、小さい命を慄くほど愛してる。
どうしようもない距離の間、埋める術なんて知らないけれど。
祈ることしかできないあたしを許してなんて請えないけれど。

忘れないこと、愛すること、祈ること。
それだけは絶えないよ。

生まれる刹那が重要だと言うけれど、生きていく奇跡も重要だ。

ご冥福をお祈りしますなんてそう安々と口になんてできない。
ただ、天国があるとしたらそこにいるようにと祈るだけ。
沢山降り積もった愛と祝福を、知ってるようにと祈るだけ。

神様は残酷だ。
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