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笑い声のワルツ

滑らかな半円を描くように、つま先を滑らせるアスファルトの上。
わざとかかとで音を立て、左の足の後ろ、45度で一旦停止。
流れるリズムから外れないように。乱さないように、軽く一歩、ステップを踏んで、一呼吸分。
ジャンプの時は、思い切り蹴り上げるように高く。
できるだけ高く。
片足の裏全体で静かに着地したら、添えるようにもう片足も。
くるりと回って、大きく一歩、二歩、三歩。
喜ぶように、大きく跳躍する。

くすくすとくすぐったそうな笑い声が聞こえた。

アスファルトを蹴る。
一歩、二歩、三歩目の足だけ、高く上げる。
またくるりと回って身を屈め、一気に跳躍する。
着地は静かに。
わざと足音を立てるのは、停止のサインの時だけと決めているから。
裏打ちを探して、リズムから外れないように。乱さないように。
つま先まで神経を貫き通して、一歩。
かかとはつけずにもう一歩。
今度はかかとだけで後退する。一歩。また一歩。
そうやって、近づいては遠のく動作を繰り返す。

けらけらと零れるような笑い声が聞こえた。

ひとりでステップを踏む。ひとりで三拍子のリズムを刻む。
君の笑い声が何より適していると思う。
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