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灰と欠片

そうは言っても。
私に何を言えと。
私なんかに、今のアナタに対して、何が言えるというのでしょう。
アナタはきっと、私に何かしらの言葉を求めているのでしょうけれど。
だけど。
彼女がお気に入りだったバスタオルもろとも、灰と骨の欠片になってしまったことに対して、私が言える言葉なぞ元よりないのです。
そばにあった弱く優しいぬくもりが、アナタの手のひらから遠く、遠く離れてしまったこと。
その事実は私にすら辛いのだから、きっとアナタはその比ではないはず。
元気出して。なぞもってのほか。
元気なんか出るわけがない。
大丈夫か。なぞ答えも知れている。
大丈夫なわけがない。
共に悲しむことすら、アナタからすれば「お前に何が分かる」と嘆くタイミングに成り下がる。
私には何も分からない。
アナタが彼女を大切に、愛していたことくらいしか。
クリスマスまで、もたなかったことなんてどうでもいい。
彼女が、最後にアナタの手に抱かれて眠りについたことだけが重要。
きっと幸せだったよ。なぞもってのほか。
そんなもの、生きている人間だけが己を慰めるためだけに持つ妄想だ。
アナタを見守ってるよ。なぞ奇麗事。
これもまた、妄想でしかありえないからだ。
「骨だけになった」
そうは言っても。
私に何を言えと。
私なんかに、アナタに渡す言葉なぞない。
言葉というものに過敏な私が、言葉というものに過敏なアナタに対して、かける言葉なぞない。
私は言葉を用いて言葉で捜す。
だけど完全に使いこなせる日なぞこないと思っている。
だから私は探す。
未だ不完全なままの私には、今のアナタにそっと差し出せる言葉なぞ、持ち合わせていない。
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