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どうせまたすぐに忘れてしまうんだ

あの頃の僕にとって、自分の視界の狭さも、そこに映せる世界の矮小さも、どうしようもないくらいの愚かさすらどうでもいいことだった。
ただ、自分の未来にはあなたがいること。
乱暴な言い方をすれば、あなた=僕の未来だと信じて疑っていなかった。
だから、それ以外のことなんて本当にどうでもよかったのだ。
どうとでもなると思っていた。
否、なんとも思っていなかったのだ。

あなたがいる僕の未来。それが、その当時「今」を生きていた僕にとって全てだった。
それは僕以外誰のものにもなりえない、僕だけの未来だった。

両腕を目一杯伸ばしたって、高が知れていた。
だけど、この狭く貧弱な両腕の中、世界全てを抱きしめられると信じていた。

天の高みから舞い降り落ちる雪の粒ひとつだって、逃さず抱いてあげられると。
抱けばすぐに自分の体温で溶かしてしまうことくらい知っていたけれど、まだ今よりずっと小さかった手のひらは今よりもっとずっと純粋でいて、何より残酷だったのだ。

メリー、メリー。
意味なんて別になくたっていいんだ。
どうせまたすぐに忘れてしまうんだから。
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全てが同じだとは言い切れないけれど

心と心を紡いでいこうと足掻いて足掻いて、時々それが形を成すことがある。
それは大概にして不恰好だったり歪だったり。非常に稀に尊く美しかったりする。

足掻けば足掻くほど全てが形を成してくれるわけでもないけれど。
時々、その瞬間を求めて足掻き続けるばかり。

多分、欲張りなんだと思う。

紡いだものを、あなたにあげよう。
紡げてしまえばそれはもう、僕の手元にあっても仕方ない。
紡ぐ、という行為を僕は成したいだけなのだ。
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